海外で何かをしたいと思う人に知っておいて欲しいこと。オーストラリアとイギリスとわたしのビザの話

イギリスに行ったのが24歳のとき。

 

この時まではお金さえあれば、あとは努力次第で海外でコーチになれると思っていました。

海外で勉強しているコーチの人の記事や、コーチ留学の本などを読んでいても

誰も一番重要なところに触れていなかったからです。

 

それはビザです。

知ってる人にとっては当たり前かもしれませんが、日本以外の国に滞在するにはビザという許可がいります。短期間の旅行の場合は免除されることが多いので、海外旅行のときには必要ないことが多いのかもしれません。

私はイギリスに行くまで海外に行ったことがなかったのでビザという概念すらありませんでした。

最初にイギリスに行ったときはワーキングホリデーを活用し滞在していました。

イギリスのワーキングホリデーでは、2年間仕事も勉強も好きなだけできます。

そして、ワーキングホリデーのあとは次のレベルのコーチングライセンスをイギリスで取りたかったので、もう一年滞在しようと決めました。

そのためにはビザが必要なのですが、ここで初めて本格的にビザ問題に直面しました。

まず、

1,ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは1人1回のみなので使えない。

2,就労ビザ

イギリスの就労ビザとてつもなくハードルが高い。実際ワーキングホリデー中にバイトしていたパブでビザが切れる直前に次期マネージャー候補に上がっていたのですが、パブのマネージャーでは就労ビザが取れない。

3,学生ビザ

これが一番難易度が低いです。ただ、問題は語学学校の学生ではバイトができないということです。

大学以上のレベルの留学だとバイトが週20時間までできるのですが、学費が語学学校とは比べ物にならないくらい高い。当時25歳にしてはそこそこの資金を貯めていたのですが、イギリスの大学の学費にしたら2年分にも足りないという。。。

 

結局、語学学校の学生ビザを取得し、貯金を切り崩しながら一年弱を過ごしました。

 

そして、指導の機会とコーチングライセンス取得のために去年の10月にオーストラリアに来ました。

そのときはやはりワーキングホリデーを利用しました。仕事ができるビザというのは本当に貴重なので利用しない手はありません。

オーストラリアのワーキングホリデーは基本1年で、農作業などを3ヶ月以上行うともう一度ワーキングホリデーを利用することができるようになります。

そのため、多くの人は農作業などの仕事をしてセカンドワーキングホリデーを取得しています。

が、1月からサッカーの練習が始まり、それまでにチームを探さないといけなかったので農作業をする時間がなく、セカンドワーキングホリデーを取得することができませんでした。

そのため、ビザが今年の10月に切れました。

 

それでも、二部リーグのU18で指導できることが決まったので、オーストラリアに滞在するための別のビザが必要となります。基本的に選択肢は学生ビザか就労ビザです。

就労ビザは基準以上の給料がもらえる会社の正社員として雇われることが必至になりますが、今回のコーチのポジションは報酬付きボランティアという形のため、就労ビザは無理。一般企業で就労ビザを取れるほどのスキルや経験はもちろんありません。

そのため、学生ビザしか残っていませんでした。

オーストラリアの場合は学校に関わらず学生ビザであれば週20時間までのバイトが許されています。

が、学費が高いです。パースやシドニーなどの大都市ではビザ取得のための安い学校があるようなのですが、チームがあるキャンベラは小さな街のためそういった学校がなく、大学か専門学校しかありません。

そして、やはり大学は尋常じゃないくらい学費が高い。専門学校も日本の私立大くらいの学費ですが。

ただ、大学を卒業すると卒業後に何年か滞在できる別のビザが発給されるという素晴らしい特典があります。

 

結局、この機会を逃すわけにはいかないので親に教育ローンを組んでもらって専門学校に通うことにしました。留学用の奨学金は大学以上でないと利用できないため、恥ずかしながら親に一般金融機関の教育ローンを組んでもらった次第です。

大学に進学すると返済額がかなり大きくなるのでコーチを続けながらでは返せなくなる恐れがあるので、諦めました。

 

コーチとして就労ビザを取得するのは、なかなか厳しいです。

その証拠に海外で活躍していると言われる多くの日本人指導者の方は現地で会社を起こして、コーチとしてではなく、別の形でビザを取得していることが多いようです。それ以外は学生ビザがほとんどだと思います。

 

と、本当はこういった情報というか経験を発信したくブログを始めたつもりが、

そういうバックグラウンドを隠して、ただ「オーストラリアで監督してます」と言ったほうが響きがよく、仕事の依頼が来たりするかなぁなんて邪念が入ってしまいました。笑