契約を1年残して退団することを決めた理由③~最も大切なこと

クラブに残留したほうがキャリア形成的には大きなメリットがあるのは事実です。

 

しかし、そこで改めて考えたのは「今の目標」です。

私はもともと「プロの監督になりたい」のであって、「監督になりたい」とか「サッカーに携われればいい」という考えではありません。むしろ、早くサッカーとは無縁の仕事に就きたいと思っています。

この歳で夢を追っててもいいことなんて一つもありません。年を追うごとに応援してくれる人もどんどん減っていき、疎遠になり、同窓会なんて絶対いけません。

なにより、自分の年齢、ここまでの経歴、現状を見ればプロ監督になれる可能性なんてほとんどないでしょう。

 

じゃあ、何故オーストラリアまで来て監督を続けているのか。

それはまだ自分の中で可能性をほんの少し感じているからです。基本的に未練たらしい人間なので、可能性がゼロじゃないならやってみたくなってしまうのです。それを中2病と呼ぶのかもしれませんが。

でも、そういう性格なので今サッカーと違う道に進んでも、ふとサッカーを見たときに自分ならもっとうまく出来るなんて考えて、また挑戦したくなってしまいます。

 

そうならないために「自分の限界を知り、早く諦めて、普通の生活に戻る」ことがここ数年の目標です。そのためには、自分の思い描くスタイルをしっかりと実現して、その結果をこの目で見る必要があります。

そして試合の結果を選手のせいにしないためにも、練習でしっかりと落とし込まなければいけません。だから満足のいく練習が行えることが必須で、満足のいく戦術練習を行うには人数が必要です。だからこそ今のチームではダメなのです。

もし今のチームで来シーズン優勝できたとしてもできなかったとしても限界も可能性も見えないでしょう。そして、そこからまた限界を知るための旅が始まってしまいます。

なら、人数が揃ってて練習場所がしっかり与えられたチームを探して、そこで最後の勝負をしたほうがいいと思い、今回の決断にいたりました。

 

 

サクッと説明するつもりが、こんなに長くなってしまい書かなきゃ良かったと後悔していますが、短くまとめると「途中で帰国するというのはそんな半端な考えではない」ということです。

 

おわり

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